「不採用が続く!」元求人担当者がこっそり教える!採用されるための「求人票」の見分け方(パート・アルバイト編)
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「アルバイトやパートにいくつか応募しているけれど、なぜか落とされてしまう。」

「何社も受けているけれど、なかなか面接に受からない。」

今、この記事を読んでいる方はそんな経験の真っただ中にあるのかもしれません。

何度も面接に落ちてしまうと、だんだん気持ちもめげてしまいますよね。

しかし、安心してください!あきらめない限り、あなたの力を必要としている企業は世の中に絶対にあります。今日は、あなたの力を必要としている企業に一早く出会うために。

「採用される」ための求人票の見分け方を、元求人担当の私がこっそりお伝えしたいと思います。

❤︎こちらのステキなイラストは、しーさんTwitterID(@umi59061247)に描いていただきました。

あえて、不採用にされやすい求人票を選んでいない?ポイントは求人票を読み込む事!

私はキャリアコンサルタントとしてフリーで活動する以前、主に非正規雇用を検討している企業さんと求職者さんを結びつけるお仕事をしていました。

(派遣・パート・アルバイト・契約社員などの非正規雇用)

月に少なくとも30社~50社、年間500社を超える企業の人事担当者さんと実際に会ってお話をし、

スムーズな採用に至るには「採用する側」・「採用される側」の双方の条件が一致(マッチ)することが、何よりも大切であるということがわかりました。

具体的には、例えば「週に3回以上シフトに入ってほしい。」と思っている企業に対して

応募者が「私は週に1回しか入れない。」と希望を伝えても、なかなかスムーズな採用にはつながりません。

そこで、今回は、これから企業に応募する側の皆さんへむけて。

「この企業は、どんな人を求めているのか?」について、しっかりと求人票を読み取るポイントをご紹介します。

まず第一に、今から応募しようとしている企業がどんな人を求めているかを理解しましょう。

実は、お仕事の求人はすべての人に平等に表示されなければならないという法律があるので、企業側から「年齢制限」や、「性別の限定」などに言及した求人票を出すことはありません。

しかし、求人票を眺めていると「今、うちに足りていないのはこんな人。」「こんな条件に合う人がいれば、ぜひ採用したい。」

という企業の気持ちや、受かるポイント・ヒントを見つけることができます。

求人票の具体例1

たとえば、以下のような求人票があった場合。どんな人を企業が求めているのか、ぼんやり見えてくるものはありませんでしょうか。

【募集職種】コールセンタースタッフ

「30代~40代の女性活躍中!」

「残業なし。」

「出社時間は、相談可能。」

「お子さんの送り迎えに合わせた、シフトの相談もOK。」

「未経験OK!経験者優遇」

時給:1000円

シフト:週2日~週5日、1日8h

シフト時間:9:00~17:00 土日祝休み

例えばこの求人をじっくり読んでみると、企業が今回採用したいと思っている人物像がなんとなく浮かんできますよね!

おそらく、ターゲットは30代~40代の女性です。

もちろん、20代以下~40代以上の方からの応募を禁止しているわけではないけれど…。

もしかしたら、「会社の雰囲気や、既に働いているスタッフさんの年齢に合わせて採用したい。」と言った企業の意図があるのかな?などと想像する事ができます。

私が担当していた企業さんで実際にあった例として、「指導係りのスタッフが30代なので、なるべく年齢の近いメンバーをそろえたい。」

といった企業側からの要望や、「現役の子育て世代の女性に向けた商品のPRがメインなので、なるべくその世代の方を採用したい。」等の意見が反映され、

上の求人表の様な表記に修正をかけていったことがありました。

同じように、「50代多数活躍中!」と言った求人や、「20代学生多数在籍!」「年金+aのお小遣い稼ぎにぴったり」と言った

ふんわりとしたターゲティングを行って訴求している求人も多数見かける事ができます。

まずは、この求人のターゲットは自分に合うかな?というポイントを意識すると、より採用されやすくなると思います!

 

 

他にも、「週2日以上~週5日」といった記載がある点にも注目してみるとより見えてくるものがあるかもしれません。

例えば、「週2日」だけシフトに入れる方と「週5日」入れる方からの応募が同時にあった場合を考えたとします。

もしかしたら、企業としては最低週2日入ってくれると嬉しいけれど、週5日で入れる方が来てくれたらより嬉しいなあ。

と言う意図で、週2~週5と記載しているのかもしれません。

もちろん、求人票に週2日~応募がOKと書いてあるわけですから「週2日~」の応募が全くダメ!というわけではありません。

しかし、「絶対に週2日しかできません!」と言い切るよりも、すこし面接で含みを持たせた方が採用確率がUPする可能性が高くなるでしょう。

「このお仕事いいな!」と思う求人は、他の人にとってもいいお仕事の可能性が。倍率が高くなる覚悟しましょう。

また、「このお仕事、条件がいいなあ~。」と思う求人は、たいてい他の方にとっても条件の良いお仕事です。

人気のお仕事は、採用倍率も高く採用され辛いことが多々あります。

(特に、オフィス・事務職は人気です。未経験歓迎!等、応募のハードルが低い場合は更に倍率が上がります。)

これらの求人は、自分以外の求職者の応募や面接が詰まっていることが多いので、なかなか企業から合否の連絡が来ないことがあります。

結果に落ち込み過ぎないためには、不採用の原因は「自分の人柄」や「面接態度」だけではないという「事実」「可能性」をしっかりと理解することが大切です。

万が一採用されなかったとしても、「きっと人気のお仕事だったのだな。

また、違うところに応募してみよう!」と、あまり気に病まずに切り替えて、自分にマッチする企業を探しましょうね。

※もちろん、「面接に遅刻した。」とか、「だらしない服装で面接を受けた。」とかはダメですよ!

求人を確認するタイミングについて知ろう

最後に、求人広告を見るタイミングについて確認しておきましょう。

非正規雇用やアルバイトを探すための求人広告は、ハローワーク、紙媒体、インターネットまで幅広くあります。

例えば、リクルートさんの出しているタウンワークの発効日は「月」曜日。

企業は、1週間~2週間単位で求人の掲載を依頼することが多いです。

そのため、新しい求人は、「月曜」に掲載されることが多いです。

他にも、マイナビさんの出しているマイナビバイトの更新日は「月・水・金」曜日。

ディップさんの出しているバイトルドットコムの更新日は、24時間365日。

いち早く、新たな求人に応募するためには各社の求人情報が更新される日を把握しておくと良いでしょう。

まとめ

このように、求人票をしっかりと読み込むことで見えてくるものが沢山あります。

むやみに、沢山の数の求人に応募するのではなくて、今企業がどんな人を求めているか?

自分は、その求められている像に近いか?等、事前に推測・確認したうえで応募することで、

採用の確率UPが狙えます。

これから、アルバイト・パート求人に応募する際は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

最後にステキなイラストをかいてくださったしーさん!ありがとうございました✨

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