助産師さんに聞いた!完母を目指したい新米ママが、本当に準備するべき哺乳瓶を比較してみた。

こんにちは、2018年5月に第一子を出産し新米ママになりました@まほです。

新生児が生まれて3週間、初めての育児に右往左往しながらカワイイ我が子のために毎日せっせと頻回授乳&ミルクの調乳を頑張っております。

 

今日は、完全母乳育児を目指しながらも、出産・退院後3週間で4種類もの哺乳瓶を購入することになってしまった私が、これから完全母乳育児を目指したいな~と考えながら入院準備を進めている新米ママさんに向けて、「本当に準備するべき哺乳瓶。」についてのレビューを書いてみたいと思います。
※ただし、生まれた時の赤ちゃんの大きさ、体重、舌の長さ、個性などによって好む哺乳瓶は違うのであくまで私の体験談として書きますね!

【我が子について参考】
●生まれた時の出生体重2728g
→生理的体重減少で、2610gから授乳開始
●出生週数
→37w3d
●オムツのサイズ
→新生児用の小さめ
●飲む力は強いが、口が小さく直母はへたっぴ
→出生後3wくらいから直母も少しづつ上達

 

色々と物入りのこの時期。なるべくこれから出産準備を行うママさんが損をしないよう、この記事がお役にたてたら嬉しいです。

出産・入院前に哺乳瓶は購入するべきなのか?

ところで、今まさに出産準備中のママさんに質問です!入院前から、哺乳瓶って準備しましたか?また、準備した場合はどこのメーカ―の哺乳瓶を何本、どんな基準で用意しましたか?

と言うのも、初産だった私にとって哺乳瓶を選ぶのは一苦労。
ベビー用品店に行けば、所狭しと沢山の種類の哺乳瓶が並んでいて、どれを買えばいいのか戸惑いました。

そこで、色々な先輩ママのブログやLDKのベビー用品完全ガイドを読み、最終的にはピジョンの「母乳実感」という、プラスチックの哺乳瓶を2本準備することにしました。

また、私の場合妊娠中から出来れば完母育児ができたらいいな~とぼんやり考えていたので「母乳で育てたいママのための哺乳瓶」というキャッチフレーズも購入の決め手になりました。

しかし、「赤ちゃんによって好みの哺乳瓶が異なる。」とか、「哺乳瓶事態を全然受け付けてくれず、購入しても無駄になってしまった。」という意見も見かけました。実際に赤ちゃんに使用するまで使い心地は分からないので、いっぺんに数を揃える必要は無く、1〜2本準備すれば充分だと思います。

むしろ、退院後に母乳の出などの様子を見てから購入しても遅くないかな?とふと思ったのですが、退院後すぐに買い物に出られるかどうか分からなかったので、早めに準備することにしました。

以下、出産・入院前に哺乳瓶を準備して正解だった点と失敗だった点をまとめてみます。

入院前に哺乳瓶を購入して正解だったと思った理由

  • 出産・入院中に、完母で育てられるほど母乳が出なかったので、哺乳瓶でミルクを足す必要があった。
  • 出産後は体が痛く、とても赤ちゃん連れでお店に哺乳瓶を購入しに行く余裕はなかったので購入しておいて良かった。
  • もちろんネットで頼むこともできるけれど、配達されるまでの1〜2日を赤ちゃんは待ってくれない!
  • 事前に購入していたので、好きな柄の哺乳瓶を選ぶことができた。

出産後は、自分が思う以上に体に負担がかかっていたので、事前に準備しておいて良かったな〜と感じました。

入院前に哺乳瓶を購入してちょっと失敗したと思った理由

逆に、ここは失敗だったな〜と思うのは以下の点です。

  • 退院後に助産師さんにお勧めされた哺乳瓶が、自分で購入した哺乳瓶と異なった。(買う手間・費用が2度手間になった!)
  • 今のところ、うちのベビーは哺乳瓶を嫌がらないが、赤ちゃんによっては嫌がる可能性もある。

【その他】

  • 産院によっては、お祝いで哺乳瓶をくれるところもあるとのこと。その際は、フライングで買わない方がいいこともある。

※私の場合は大学病院での出産だったのでお祝いはなかったのですが、個人病院の場合は確認すると良いかもしれません。

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最初に購入したのは、ピジョンの母乳実感。

次に、私が最初に購入したピジョンの「母乳実感」という哺乳瓶についてレビューしていきます。

この「母乳実感」、どの先輩ママのブログを読んでもベストバイ!となっているので支持の高い哺乳瓶だと思います。
ただ、実際に使ってみるといいな!と感じた点と、う~んと感じた点があったので、まとめてみます。

  • 間口が大きくて、調乳しやすい。
  • プラスチック製(PPSU製)なので、軽くて外出時の持ち運びに便利。
  • カワイイ柄が多く、選ぶ楽しみがある。
  • 電子レンジでも、ミルトンでも消毒が可能。
  • ドラッグストア・ベビー用品店など扱っているお店が多く手に入りやすい。

 

特に良かった点

★助産師さんにおすすめされた、ピジョンの「母乳相談室」の乳首と、ボトルに互換性がある。→乳首部分だけ買い足せば済んだ。
(上で紹介した「母乳実感」とは別に、下で紹介している「母乳相談室」というシリーズの乳首が使えます。)
★搾乳機を使う場合、同じピジョン製のものであれば互換性がある。

 

ピジョン・母乳実感のう~んなところ

逆に、う~ん…。と感じる点は以下の点です。

  • 一番小さなメモリが30ccと大きいため、新生児用に+10ccからミルクを調乳する際は少々不便。
  • (色々な意見があると思うのですが)私がアドバイスをもらった助産師師さんに言わせると、今後母乳に移行していくにしては、「母乳実感」の乳首は柔らかすぎるとのこと。⇒哺乳瓶の乳首が柔らかいと、赤ちゃんが母乳より楽に飲めてしまうのを覚えて母乳に戻りたがらなくなる可能性があるため、なるべく「母乳実感」の乳首ではなく上で紹介した同じピジョンの「母乳相談室」の乳首をセットし直して使用するようすすめられました。
  • 消毒した乳首を哺乳瓶にセットする際に、指で引っ張り上げる必要がある。その際、先端付近に指が触れるので(手を洗って触れるとしても)せっかく消毒したのにな~と感じた。それに、中に熱いミルクが入っている時に引っ張ると、「あちち!」となることもある。(以下動画参照)
  • 次に紹介する、「産院用母乳実感」と比べると、組み立てるパーツが多くて消毒が少々面倒。

助産師さんから、「母乳実感」は乳首が柔らかすぎると指摘を受け、「母乳相談室」の乳首に変更しました。すると、約40ccを5分くらいで一気に飲みきっていたわが子が、変更後は15分くらいかけてやっと飲み干すようになりました。赤ちゃんが、ミルクを飲むのに最適な時間は15分~20分。訓練のおかげか、最近は直母も上手に飲めるようになってきたので効果を感じました。ちなみに、下の動画は乳首を引っ張り上げるところです。

そして、こちらはメモリの大きさの比較の写真。プラスチック製の母乳実感はメモリが大きく、少しだけミルクを追加したい時には少々計量が不便です。右は、ガラス製の産院用母乳実感。こちらは10ccからのメモリ表記なので細かく調乳が可能です。


更にう~んな点
★哺乳瓶の構造上、最後までミルクが落ちない!

一番う~ん、と思う点は下の写真のように構造上どうしても最後までミルク(母乳)が残ってしまうこと。退院してすぐは母乳が出づらく、子供もうまく飲めなかったので1滴1滴がすごく貴重でした。なので、この溝に残ってしまう数滴がホント~に悔しいと感じていました。笑

追加で購入したのは、ピジョンの「産院用」母乳実感。

しかし、毎日2~3時間おきに授乳となると、最初に購入しておいた2本の哺乳瓶だけでは足りないと感じるようになりました。もちろん、こまめに消毒できるママであれば2本でも回ると思います!しかし、私には消毒の頻度が忙しすぎました。(特に夜間!)ちなみに消毒には電子レンジで5分チンをする除菌じょ~ずaというタイプをメインで使っています。

薬剤を使う必要がなく、消毒完了までレンジで5分!というすぐれものではあるのですが、昼間に5分待つのと、夜中に5分待つのでは体感時間の長さが違うんですよね~。^^:夜は、消毒が完了するのを待っていられない!1分1秒でも早く寝たい!ということで予備を買い足すことにしました。

助産師さんおすすめの哺乳瓶2選はこれだ!

そんなわけで、結論。母乳育児に移行していくなら、今持っている母乳実感ではなくてなるべく「母乳相談室」を使用したほうが練習になるよ!というのが、助産師さんのアドバイスだったのでした。また、合わせて以下で紹介するNUK(ヌーク)もお勧めの哺乳瓶だそうです。

え~!?でも、せっかく7本も哺乳瓶を買ったのに、これって全く使っちゃだめなの?無駄になっちゃうの~?!

 

そんなショックを受けつつ、「今使っている哺乳瓶が全くの無駄になるのか?!」と思ったのですが、そういうわけではありませんでした。
あくまで私のベビーの場合なのですが、直母の練習用に「母乳相談室」を使って授乳すると、
途中で疲れて寝落ちしてしまったり、飲むべき量を飲みきれなかったりすることが出てきたのです。
それに、夜間授乳の際「母乳相談室」で授乳したところ、ミルクの量によっては飲みきるまでに30分以飲上かかることも…。
【時刻はAM3:00】ちょ、ちょっとまって…。直母で20分、哺乳瓶で30分、次の授乳まで2時間ないぞ?ね…ねむい…。ベイビー、落としそう…。(白目)

ベイビー
すやぁ・・・・zzz
もちろん、練習は大事なのです。時には心を鬼にして、スパルタ練習しなくていけないこともあります。
だけどね、毎日毎晩のスパルタナイトは辛すぎる。
と言うことで、「ほら、さくっと飲んでほしいなあ~。」「今回は練習はスキップしよう!うん、そうしよう。」
「1日10回授乳するんだし、そのうち2回、…いや3回くらいはごくごく飲みたい気分でしょう?」
なんてベビーに声をかけながら、適度に(適度なのか?)ごまかしてつかっております。(^^:)
やっぱり無理はよくないもんね。お互いに!(言い訳)

合わせておすすめされたNUK(ヌーク)の哺乳瓶と乳首

また、もう一つ助産師さんにおすすめ頂いた哺乳瓶に、NUK(ヌーク)の哺乳瓶がありました。
この哺乳瓶、私が自分で購入する時には全く候補に入れていなかったタイプの哺乳瓶だったのですが、アドバイスを下さった助産師さんによると、
先に紹介した「母乳相談室」と同じように直母の授乳練習によいとのこと。
(※NUKには、スタンダードタイプとプレミアムタイプが販売されていますが、お勧めはスタンダードタイプの哺乳瓶&乳首です。)
それに、NUKの哺乳瓶と乳首を購入すれば、哺乳瓶としてだけでなくて、よくある乳首トラブルの際に「乳頭保護機」としても代用できるのだと教わりました。
≪捕捉≫乳頭保護機とは?
※この記事を読んでくださっているママさんはこれから出産予定のプレママさんも多いと思うので捕捉すると、生まれたばかりの赤ちゃんは上手くおっぱいが吸えず、ママの乳首が切れてしまうことがあります。
私も経験するまで全然知らなかったのですが、イメージは、靴擦れしたときの痛さです。そうなると、吸われるたびかなりの激痛となり、場合によっては血が出ることもあります。この痛みなくすには、切れた部分にかさぶたが出来て、はがれて、その部分を強くする以外方法がありません。そのため、しばらく激痛の上で涙しながら授乳することになります。そこに、「保護機」をつけることで痛みが緩和されます。

NUK(ヌーク)を購入候補にいれていなかった理由

で、なぜ私がNUK(ヌーク)を全く購入の候補に入れていなかったかと言うと、利用している人の口コミが少なくてなかなか見つけられなかったと言うことと、哺乳瓶の柄はかわいいけれどドイツ生まれの哺乳瓶と言うことで、なんとなく国内メーカーの方がイイのかな、と感じていたからです。
また、瓶も乳首も縦長で、なんとなくの先入観で避けていました。
瓶に高さが出るのは、その特徴的な乳首の部分が他のメーカーより長いため、キャップを付けた時に背が高く見えたようです。

ドイツでのシェアは97%信頼のメーカー!

しかし、よく調べて見るとドイツ国内の産院でのシェアは97%と高く、信頼の置ける会社である事がわかりました。
実際に我が子に使用してみたところ、しっかり舌を動かして飲んでくれたので、たしかに直母の練習になっている様でした。結論、日本のメーカーでなければ…と言う先入観は不要でした!

実際に購入・使用してみた感想

実際に私が使っているのは、下のフラミンゴの柄のスタンダードタイプです。少し瓶のサイズが大きく、ガラス特有の重さがありますが、使い勝手は悪くありません。
また、パーツの数はプラスチックタイプの母乳実感と変わりませんが、最後までしっかりとミルクが赤ちゃんの口に流れる点は気に入りました。NUKの一番の売りは、母乳で育っている赤ちゃんが戸惑わずに飲めるように開発されたニップルの形状だそうです。
以下、画像はNUKジャパンさんからの借り物ですが、他の哺乳瓶にはない特徴的な形状になっています。一点使いづらいのは、やはりドイツ製だからか、個人的には慣れるまでメモリが読みづらいと感じました。ここは慣れるしかありません。

※画像はヌークジャパンさんのHPよりお借りしてます。

乳頭保護機としても使えるNUKの乳首

また、付属のニップルも乳頭保護機として活用してみましたが、痛みが緩和されてとても良かったです。
また、あくまで私の場合ですが、産後2週間の時に、直母で母乳を与えた場合とNUKを保護機として使用して授乳した場合で赤ちゃんの体重増加を比較したところ、
直母での授乳の際には3g、直母+NUKを保護機として使って授乳した際は30g体重が増えました。
週数が重なるにつれて、赤ちゃんも飲み方がうまくなって来ているのか、産後3週間の今は直母でも30g~50g増えてくるようになりましたが、しっかりと軌道に乗るまで&乳首が痛むときには、まだまだ保護機としてNUKを使いたいと考えています。

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