【人口子宮で子供を育てる近未来がすぐそこにきている?】

今日は、早朝英語サークルにてCNNのニューストピック「人口子宮で羊の赤ちゃんを発育させる実験に成功した。」というニュースを扱ったリスニングを行いました。

英語のタイトルは、Artificial motherfood.=人工的な母親業という意味です。(アーティフィッシャル マザフッド)

人口子宮と聞くと、まるでSFのようなお話ですが今後10年~くらいで、日常的な臨床に使えるようになるかもしれないという話。そんなに遠い未来の話ではなさそうです。

[Today's Topic 今日の記事]

2017年4月。米フィラデルフィア小児病院の研究チームが、子宮の仕組みを模倣した独自の人口支給システム、「バイオバック」の中で、早産の羊を4週間、正常に発育させることができた。と発表したとのことです。

バイオバックの中は羊水で満たされており、中に入っている胎児は自分の心臓を使って血液を循環させて育ちます。
機械のポンプを使わずに、胎児の心拍だけで作動することで心臓を傷つける恐れがないことが特徴です。

この発明は、妊娠23週未満で生まれてくる未熟児を育て救うことが目的であり、妊娠そのものを代行させるための手段ではありません。

人の妊娠期間は、通常40週。妊娠37週未満で生まれる早産児は、毎年1500万人います。

また、2015年のデータによると早産による合併症が原因でなくなる5歳未満の子供は、約100万人です。

これは、世界の10名に1名の新生児が早産で生まれるという数字です。

(ニューズウィークより引用)

[単語]

ここで、リスニング時に出てきた単語に少しだけ触れますね。
聞きなれない単語なんだけど、これがわからないとニュースを聞いていても「んん?」っとなるので、チェック♪

◆womb 子宮 (wúːm)カタカナで表現すると、「ウーン」ってかんじかな。bは発音しません。
ex)the womb of a mother

◆Amniotic fluid 羊水 (æmniὰṭɪk)
am・nió・t・ic flúid 「アムノ―ディック フルウ イッド」ってかんじかな?
アムノー「ティック」と発音するより、アムノー ディックのほうがぽいきがします。

医学的な表現なので、普通に破水したよ。と話すときは、「water]でOK。

My water boroke.で通じます。

◆fetus 胎児 (fíːṭəs)
fe・tus「フェ ダス」ってかんじかな?
tusは、「タス」というより、「ダス」って感じのほうがぽく聞こえると思う。

こちらも、普通の会話のときは知っている単語で置き換えてしまうのもいいかも。

例えば、unborn baby とかでOk。ほかにも、いっぱい押さえておきたい単語はいくつかあるのですが、とりあえず今日は3つ。

一杯やっても、たくさん覚えていられないもんね。^^

◆人口子宮を使いましょう!と言われて、あなたは使うだろうか?

ということで、本題。この記事を読んで、みなさんはどんな感想をもちましたか。

SFっぽい、怖い。と感じたでしょうか。

それとも、なんて素晴らしい!ぜひ使ってみたい!とおもったでしょうか。

私は、もし我が子が早産で生まれてきて。使えば、助かるかもしれない。というシーンが来たとしたら、迷わず使うと思います。

目の前の命が、生きるか死ぬかの瀬戸際にあるならば。
どんなことを試してでもすがりたいと思ってしまう気がするのです。

◆もちろん倫理的な問題もある。

もちろん、倫理的にいいことばかりでないことは想像に難くありません。

例えば、科学の力で生き延びるチャンスを与えても、安らかなな死を迎えられなくてかえって苦しませるだけではないかという意見があります。

ほかにも、将来女性たちが出産予定日まで妊娠を続けるのをやめて、人口子宮を使うようになるのではという意見もあります。

それに、お金を持っている人だけは助かって、貧しい人は助からない不公平感があるという意見や、装置で育った赤ちゃんは母親の心臓の鼓動やぬくもりを得られないのでは?という考えもあります。

◆それでもやはりすごい研究だ!10人に1人が助かるかもしれないのだから。

それでも、この研究によってこれまで助からなかった、尊い1人の新生児が助かるようになると考えれば、その可能性はものすごく尊いものです。

日常的に臨床で使用されるまで10年以上かかる見通しですが、救える命が増えることはやはり素敵なこと。
なんだか未来は明るい!そんな気がします。



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