
こんにちは、英語学習インストラクターのまほです。
突然ですが、皆さんコンビニは好きですか?
私は、困ったことに大好きです!
もう、「コンビニ大好き!」なんて言うと。あからさまな浪費家だな~!ってすぐにばれちゃうんですが。
ちょこっ~っとだけ言い訳すると、今私が住んでいる立地と、コンビニの位置ががとても誘惑的なのです。なぜなら!家のマンションのほぼ真下にセブンイレブンがあるので、どう頑張っても目に入る。
目に入るということは、避けて通れない。避けて通れないということは、お店に入りたくなる。そんな衝動をこらえながら、何とか目をつぶって通り過ぎることができれば、一人で「よし、今日は誘惑に勝った!!」と嬉しくなる。
一時共働きの我が家では、セブンに行くことを「冷蔵庫」に行く!なんて表現するくらい、24時間営業の恩恵を受けていたわけなのですが・・・。
24時間開いているということは、それだけ働いてくれている店員さんもいるということ。なんでも便利がいいわけではないのかなと思う次第です。
と、言うことで今日のフレーズ!
”We live in a twenty four seven world."
この、「247ワールド。」が、どんな世界をさしているのか皆さんおわかりでしょうか?ここまでの話で、カンの良い方はわかったかな?Can you guess?(ゲスは推測するの意=あててみてね、という意味です。)
[247の世界ってこんな世界]
さて、早速の答え合わせ♪
twenty four は、つまりtwenty four hours a day (1日24時間)のことです。そして、sevenは、seven days a week のこと!つまり、we live in a 24/7 world は、年中無休の24時間営業で稼働している。=忙しい世界で生きているよ!という表現でした。
[+αの表現]
ついでに+α! I have been working around the clock.
(アイハブビーンワーキングアラウンドザクロック)
と言う表現も、「一日中休みなしで働いています。」の意味になります^^お仕事が忙しくてたまらないよ~!
と言う時には、ぜひ I live in a twenty four seven world! と、おちゃめに表現してみてくださいね!
◆ところで素朴な疑問。24時間稼働のお店は世界にもある?
答えはYES!
例えば、セブンイレブンのホームページから「世界のセブンイレブン」というページを見てみます。セブンイレブンの数が多い国は、上から数えて1位:日本19,588店、2位タイ:10,007店、3位韓国:8,943、4位アメリカ:8,454店、5位マレーシア、と続きます。確かに、私自身がタイ・バンコクへ旅行に行ったときは。日本と同じくらい、歩けばセブンに当たるほどコンビニがありました。
また、4位アメリカのコンビニについて。ネイティブの友人に聞いたところ、治安が悪い場所でなければ24時間営業のところも多いそう。しかし、日本のコンビニと少し違ってほとんどがガソリンスタンドに併設されていており、「ドライブのお供に軽い軽食を買う。」程度です。彼女曰く、日本のコンビニ大好き!だそうです。^^
世界のセブンイレブン http://www.sej.co.jp/company/tenpo.html
◆働き方改革真っただ中のヨーロッパ。規制緩和で夜間・日曜営業が解禁。
反対に、夜間営業や日曜日営業を厳しく制限していたのがヨーロッパです。フランスでは、2015年以前まで、一部のお店を除いて夜間・日曜日の営業が法律で厳しく制限されていました。しかし、2015年8月に公布・施行された「経済成長・活性化および機械均等法」(通称:マクロン法)によって、労使合意の上で日曜日にオープンするデパートが2017年~出て来ており、働き方改革の真っただ中にあるようです。
しかし、長らく「日曜日はしっかり休んで家族と一緒に過ごす。」のが当たり前だった中で、日曜日には働きたくない!と言う人が出てくるのも事実。結果、あるフランスのデパートでは日本ではびっくりするぐらいの条件の上で、「日曜日」営業にこぎつけました。その条件とは、たとえば(1)通常の2倍の給与と1日間の代休(2)通常と同じ給与と2日間の代休(3)3日間の代休、の中から希望する待遇を選択でき、従業員の日曜出勤の割増は通常勤務の3倍の報酬を選べるようになっているそうです。
欧州における営業日・時間の経緯は、歴史をひもとくと、ローマ帝国時代までさかのぼることになります。西暦 321 年にローマ帝国のコンスタンティン皇帝が日曜日を休日と決めて以来、キリスト教国では、日曜日はミサの日となり、仕事は禁止されました。(中略)法律が制定された理由としては大きく三つ挙げられると思います。一つ目は、歴史から見ても宗教的、文化的なものであり、日曜はキリスト教の安息日であり、宗教的観点からその慣習を保護する理由が挙げられます。二つ目としては、労働者保護が挙げられます。小売店の営業時間が長くなると、結果として労働者に長時間労働を強いる可能性があり、これを防ぐために日曜営業、夜間勤務を制限するとされています。三つ目としては、小規模小売店舗の保護が挙げられます。営業時間が法制化されていないと、資本力のある大規模店舗が営業時間を延長して、小規模店舗の客を奪ってしまうことにより、結果的には小規模小売店舗が生き残れなくなるという理由です。
引用元:平成25年12月10日
パリ産業情報センター 舛田 崇 一般調査報告書 フランスにおける小売業の日曜・夜間営業の状況
◆働き方改革真っただ中の日本、24時間営業が短縮傾向。
その中、日本では24時間営業をしていたファミリーレストランや飲食店が24時間営業を短縮することを発表しています。その背景には、少子高齢化による慢性的な人手不足とワークライフバランスの考え方・働き方に対して、人々が考え始めたから等色々な要因があるのですが、曜日・夜間の営業を「経済活性化」のためスタートしたフランスと、24時間稼働や深夜の営業短縮に踏み切る日本。
「ガスト」や「ジョサナン」などを運営する、すかいらーくグループは2月からおよそ100店、4月までに合わせて225店で24時間営業をとりやめます。
深夜にだけ働きたいアルバイトの配置転換ができなかったりしたため、当初の予定よりは減ったものの、去年12月の時点と比べると24時間営業の店舗は半減することになります。さらに早朝まで営業してきた店舗でも営業時間を短縮することにしています。
この会社が営業時間をこれほど大規模に見直すのは初めてだと言います。
すかいらーくの谷真社長は「大転換だと思う。会社の歴史の中で言うと、極めて大きな判断だ」と話していました。外食業界ではこのほか、ファミリーレストランの「ロイヤルホスト」が、2月2日までにすべての店舗で24時間営業を取りやめ、「マクドナルド」も、5年前に比べて24時間営業の店舗を半減させました。
「やめます!24時間営業の舞台裏」NHKウェブより引用https://www3.nhk.or.jp/news/business_tokushu/2017_0213.html
もちろん、国・宗教的な背景が異なるので単純比較はできないものの。今、世界中で働くことの価値がが見直されれる時がきているのかもしれません。
だれだって、Twenty four seven world には住みたくないですもん!